2019年10月17日木曜日

「正信偈のなかみ」本日の板書

本日もご足労いただきありがとうございました。涼しく、いや寒くなって会場は本堂から大座敷に移りました。座敷だとひとでいっぱいです。ありがたいです、うれしいです。

信心の利益ということで、九月は「大乗の利益」どんな人間でも仏になれるということ。本日十月の内容は「一乗の利益」、善人も悪人も、悟ったひとも、仏法を嫌う人も浄土に入るためには廻入して入る。廻入とはひっくり返る、懺悔する。悪人は悪人だと懺悔する、善人は善を誇っていたことを懺悔する。悟った人間も悟りを縁に生まれる慢心を懺悔する。そしてみな一味の同じ仏になるということでした。
次回(十一月二十一日)は「心光常護の益」、摂取心光常照護から雲霧之下明無闇まで、仏さまのはたらきについてです。

縁あって休むことがあっても、また出てきてくださいね。大丈夫です。全部欠かさずに受講するのが仏法ではありません。正信偈講座を通して、親鸞聖人の偈のなかに響くものがあればそれが人生の宝物です。真面目である必要も一生懸命である必要も全くありません。と、いうかそれは人間の仕事ではありません。仏さんの仕事なんです。自分には真面目も一生懸命も何にもない。それが一心ということです。