2020年1月1日水曜日

新年あけましておめでとうございます。


 
昨年来はお世話になりました。本年もよろしくお願いします。

写真は除夜の鐘でお配りした本念寺特製「煩悩饅頭」です。煩悩は我々を煩わし悩ませるもの。108つの鐘でおくって、、、と申しますが、お念仏の教えでは「あっても障りにならない」と言います。むしろ、煩悩をおこした時が仏さまに遭うとき。貴重なときです。だから、本念寺の煩悩饅頭は美味しく召し上がっていただきたい。ただ、煩悩は人間を使います。煩悩の別名を「正使」といいますが、これは「駆使衆生」。いのちあって、心あるものを使い走らせるものです。煩悩に使われると、煩悩に使われて人生が終わります。だから、龍樹菩薩は仏さまになったひとを「自在人」と呼んで大事になさいました。煩悩に使われることを脱したひとです。自分に帰っていきるひとです。お念仏があれば、煩悩はあっても差し支えない。むしろ、煩悩を起こすから覚めるきっかけになる。けれど、煩悩がわからなければ煩悩に使われる。使われて人生が終わってしまう。そこにお念仏があるということで分かれます。お念仏は自分が仏さまに照らされるということです。

追記 煩悩饅頭の本体は、はくい門内製菓さんのみそまんじゅう。